中日新聞社
写真部提供
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写真をクリックすると拡大してご覧になれます。テレビでは放映されていないケガした瞬間の写真です。
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<集められた嘆願書>
オグリキャップ娘さんの呼びかけにより広まった「3月22日の琴光喜関の土俵上でのケガを公傷と認めてもらう為の運動」の活動も全国規模に広がりました。集められた嘆願書の数は浜崎さんが持参された8,823名分を加えると4月22日には2万6千名以上になりました。ご協力ありがとうございました。
<第2回公傷再審請求>
平成14年4月22日月曜日11時に、オグリキャップ娘さんが、日本相撲協会に嘆願書を提出してくださいました。
<オグリキャップ娘さんからのご報告>
本日11時、相撲協会に赴き、理事長多忙につき関ノ戸役員(元関脇福の花)と
役員室にて面談いたしました。その内容は以下の通りです。
琴光喜関の怪我については不運と大変同情している。
既に17日の段階で公傷認定しない旨が決定しており、
19日には記者会見も行って手続き上の不備により再審議の対象に
ならない旨、広報部長より発表されている。
今回の再嘆願については理事長にしっかりお伝えするが、上記の
発表について、理事長のお考えもそれ以上にはならないであろう。
また、公傷については乱用のおそれがあり簡単に制度改定は
難しいが、これからも同様の事例が発生すると思われ、今後の
課題となろう。
琴光喜関はまだ若いので、復帰後の奮闘を期待したい。
以上のお言葉を頂きました。
私個人の意見として、大関昇進が認められなかった件についても言及し、
二重のショックは測りがたいこと、また、2万名以上もの方の総意が協会内の
規定により受け入れられないことは遺憾だと申し上げました。
それについても理事長に申し上げると言うことでした。
今回、5,382名分の署名を持参し、再検討を乞う嘆願書も提出しました。
前回提出分とあわせ、2万6千名(当クラブとしては約1万6千名)以上もの
嘆願署名が集まり、協会では1枚1枚カウントして、地区ごとに枚数を把握
しているそうです。 「大きな箱に3つ分もあるんですよ」と笑いながら
早速持参分を理事長室にお持ち下さいました。
理事長にはお目にかかれぬまでも、先週、一度嘆願書を受け取ったのに、
再度提出の機会を与えてくださった理事長のお心遣いには感謝したいと思います。
今回は残念ながら公傷認定には至りませんでしたが、
協会はこの件で記者会見まで行っており、全国の皆さまに琴光喜関の不運を
ずいぶん解っていただけたものと思います。
この次琴光喜関がその元気な姿を土俵上に現すとき、ひときわ大きな声援が
送られることは間違いありません。
これからも応援の程、どうか宜しくお願い申し上げます。
皆さまの暖かいご協力とご支援に心から感謝申し上げ、嘆願運動のご報告と
させていただきます。
オグリキャップ娘(戸 田 玲 泉) |
<最後に>
中日新聞に掲載された写真を見ていただいてわかりますように琴光喜関が3月22日の皇司関戦で骨折した事がわかります。この事実に基づいて「22日の土俵上でのケガを公傷に」という気持ちで活動してきました。
今回の琴光喜関の不運はケガした次の日に三役の役目を果たすべく相撲をした事と、ケガが思ったよりも重いケガであった事、重傷だと判ったのがケガした日から4日以上たっていた為に申請期間内に申請が出来なくなってしまった事です。こういう琴光喜関の不運を何とかできないものかと嘆願書が集められたのでした。
また、公傷承認問題には、完治するまでにかかる日数に個人差のある事や診断の誤差、申請のタイミングの難しさや認識の違いにより100パーセント正しいという判断がくだせないという問題もあります。
協会側は16日(浜崎会長)、22日(オグリキャップ娘さん)と両日共、嘆願書を直接受け取ってくださいました。また19日に異例の記者会見もしてくださるという柔軟な対応をしてくださいました。しかし、公傷の再審請求は、認められませんでした。
ファンの皆様、嘆願運動に協力してくださってありがとうございました。
公傷は認定していただけませんでしたが、皆様のあたたかいお気持ちにとても感謝しております。
これからも引き続き琴光喜関の事をあたたかく見守ってくださいますようお願いいたします。
平成14年4月22日
琴光喜ヒューマンズクラブ
直吉(蛇草直樹) |